令和5年3月4日(土)、大阪市発達障がい者支援センター エルムおおさかの井上芳子所長を講師にお迎えし、講演会を開催しました。会場とオンラインのハイブリッド型で開催し、会場は21名、オンラインは13名の参加がありました。
講演会では、発達障がいについて相談できる場所、相談の流れ等をわかりやすく伝えていただきました。また、成人期の発達障がいについて、事例を交えながら、就労にポイントをあて、お話しいただきました。
相談機関について、エルムおおさかやそのほかの相談先についてお伝えいただきました。エルムおおさかでは、相談者のニーズ把握、直接援助や機関へのおつなぎなどを行っていると説明がありました。
就労について、発達障がいの特性上、手続きが苦手、言語能力は高いが空間把握は苦手など、苦手なことがあるということを事例を交えながらお話しいただきました。また、苦手なことは、それぞれ異なるということもお話しいただきました。そこで、苦手なことではなく得意なことを伸ばすようにすること、得意なことだけではなく“そこそこできること”も大事だということをお話しいただきました。
質問コーナーでは、事前に集めていた質問にすべてお答えいただき、講演会受講後にでてきた新たな質問にもお答えいただきました。質問では、「家庭で発達障がいに気づくポイントは?」、「特例子会社について知りたいです」等の質問がありました。家庭で発達障がいに気づくポイントについては、「大阪市発達障がい者支援マップ」というのを提示しながら説明いいただき、半年に1回気になる程度であれば気にしなくていいが、同年齢と異なりすぎると感じるのであれば相談機関等に相談してほしいとお話しがありました。特例子会社については、まず会場全体に「特例子会社というのを知っている方、聞いたことある方はいますか」と講師から問いかけがあり、数人の方の挙手がありました。そこから特例子会社について説明をしていただき、仕事内容や障がい者の割合等の説明がありました。
次回の発達障がいについて話し合う会は4月1日(土)13時30分~15時30分です。みなさまのご参加をお待ちしております。