参加者人数28人 ≪当事者:8名 親:15名 支援者:5名(ピアサポーター、就労支援員、保育士、ガイドヘルパーなど)≫
7月1日(土)に第29回発達障がいについて話し合う会が開催されました。
今回はまずグループに分かれて話し合う前に、当事者の方から「普段の生活の中で自分が工夫していることや予定を忘れない工夫、部屋を片付ける工夫」についてお話ししていただきました。みなさんもとても関心を持って聞かれており、「そういった工夫があるんだ」と感心している方もいらっしゃいました。
その後、当事者・親・支援者がそれぞれ3つのグループにわかれてお互いの立場から「生活の中で工夫していること、こうしていったらいいのでは」という話し合いが行われました。
当事者の方と話す際は「だいたい・適当に・そこそこ」などの抽象的な表現よりも、具体的にどれくらいなのかしっかりと伝えてほしいということや、普段の生活を記録することで第三者に相談するときに役立つこともあるなどの意見をいただきました。
そのなかで、当事者の方は「何かしないといけない」けど「何をしていいのか分からない」不安でいっぱいになることがある。その不安を少しでも和らげる方法として、小さなことでも自分にできることを一つ一つ積み重ね、自分の生活リズムを作り上げることで自分に少しでも自信をつけることがあるのではという意見をいただきました。
得意なことで色々な人から頼りにされるようになれば、自己肯定感も増していき、「今まで出来なかったことと向き合う余裕へつながったり、人へ頼るということもできるようになるのではないかと思います。」と話し合いをされていました。
発達障がいについて話し合う会に参加され、こういった場で抱えている悩みを話すことも一歩になっているのではないでしょうか。その一歩を大切に前向きにいろいろなことを考えていくことが大切なのかもしれませんね。
次回は8月5日(土)に開催されます。初めての方のご参加もお待ちしております!!