令和4年3月5日(土)、一般社団法人officeドーナツトークの奥田紗穂さんをお招きし、講演会を開催しました。会場とオンラインのハイブリッド型で開催し、会場は14名、オンラインは12名の参加がありました。
講演会では、「不登校・ひきこもりの方や周囲の方が相談できる場」をテーマに、奥田さんがかかわってこられた高校生のお話を交えながら、様々な情報をわかりやすく伝えていただきました。
講演会のお話の中では、高校生への支援の手薄さ、大切さがあげられていました。「高校生への支援は、40代の早期支援」と言っておられ、大人になってつまづいたり、ひきこもりになるのを予防するためにも高校生への支援が大切だというお話がありました。しかし、高校生を支援する団体やNPOは少なく、公的機関も高校生に特化した支援はなかなかないというお話もありました。高校生を支援する中で、奥田さんがかかわり、学校や家庭についての相談に乗って学校に行き続けられた人もたくさんいれば、奥田さんが支援してもなかなか行けなかった人が、彼・彼女ができたこと、アルバイト先の先輩とのかかわりによって学校に行き始めた人もいるというお話もありました。普段開催している不登校・ひきこもり親の会でもよく話題になっていますが、家族以外の他者、第3者のかかわりの大切さがわかるお話でした。
お話の後の質問コーナーでは、会場からもオンラインからもたくさんの質問がありました。子どもへのアプローチ方法についての質問や不登校の子を持つ親から進学先についての質問などがあがり、単位制高校や定時制高校など様々な選択肢も増えてきていることの説明など、すべての質問に丁寧にお答えいただきました。
次回の、不登校・ひきこもり親の会は4月2日(土)10時~12時です。みなさまのご参加をお待ちしております。