ボランティア(Volunteer)とは、ラテン語のVoluntas(=自由意志)を語源にしており、自由な意志に基づいて自発的におこなう社会参加活動をいいます。
ボランティア活動は、誰かに強制されたり、義務でおこなったりするものではなく、自分の考えで参加したり、取り組むものです。だからこそ、多様な問題に柔軟に取り組むことができ、人の心に働きかける力を持っています。
ボランティア活動は、他の人や社会のために取り組むもので、お金をもらう事や自分だけで満足することを目的にしていません。さまざまな人たちと出会ったり、協力し合うことで、人とのつながりを広げることもできます。
例えば活動を通して、感動や喜び、充実感、達成感などが得られたり、活動そのものが楽しみになる事があります。また、ボランティア活動を通じて、さまざまな体験をしたり、人や社会、自分について新たな気づきから、人間性や価値観を磨けたり、知識や技術を学ぶこともできます。
ボランティア活動は、自由な意志で取り組むものです。すでにある仕組みや発想にとらわれずに、何が必要とされるかを考えて取り組むことができる活動です。そうしたことが、新しいサービスや社会の仕組みを生み出すことにつながることもある創造的な活動です。
ボランティア活動とは、「一人ひとりの自由と信念が尊重され、誰もが安心して暮らせる社会を創ることに心が動かされ、共感し、自分の考えで、金銭だけを目的とせずに関わっていくこと」と言われています。子どもも、学生も、社会人も、シニア世代も、誰でも自分の興味や関心によって、また時間の余裕や生活スタイルにあわせて活動できます。
無理をせず、
楽しく長くつづけましょう
学校、仕事、家族の負担にならないようご自分の生活リズムにあわせて、頑張りすぎず、身近なこと、できることからはじめましょう。
活動の目的をきちんと理解し、
相手の立場にたって行動しましょう
活動の目的を理解し、行動することが大切です。
その際、その場での状況に応じて、相手に合わせて柔軟に対応していくことも必要です。
もしものことを考えて、
安全対策に配慮する
活動中の事故に遭わないために、安全確認をしましょう。
そして自分だけで判断できないことは、責任者に指示を仰いで行動しましょう。
また、ボランティア保険には、加入するようにしましょう。
約束・時間は守りましょう
活動日、時間、場所、内容などをはじめに確認し、活動先と約束したことは必ず守りましょう。
約束の遵守はお互い気持ちよく活動するための最低条件です。体調不良などやむを得ない理由で休むときは、活動先へ連絡してください。
プライバシーや秘密は守る
活動を通じて知り得た情報と秘密は守りましょう。
お互いのプライバシーを尊重した活動をしましょう。
活動の中で困ったことがあれば、
早めに「ボランティア・市民活動センター」へ
相談しましょう!
安心してボランティア活動をおこなうために、「ボランティア活動保険」へ加入しましょう。
活動中に自分自身がケガをした場合や相手にケガをさせてしまった場合、また、活動先の物を壊してしまったという場合に保険が適応される場合があります。
ひとりでは対応できない問題でも、ちょっとした手助けがあれば解決に向かうかもしれません。ボランティアの応援が必要な方はひらのボラセンまでご相談ください。
また、ボランティアグループ、団体などの活動をもっといきいきと活発にするためのボランティア募集についてもお手伝いいたします。
募集の際の注意点は?
すぐにボランティアが見つかるとは限らないため、ボランティア依頼日(活動日)の1ヶ月以上前にご連絡ください。依頼内容だけではなく、依頼した理由や、心配なこと、注意してほしいことなど教えていただきます。
知らない人にお願いするのは不安です
初めてボランティアを募集されるのは、不安があると思います。ボランティアコーディネーターは、募集にあたっての注意点を聞き取り、募集方法や活動日を決め、ボランティアから応募があった際に説明をおこなうなど、ご相談者の立場に寄り添って活動がスムーズに進むように全体を調整します。疑問や質問など、お気軽にご相談ください。
活動に伴う費用負担は
どうなりますか?
交通費(ボランティアの自宅から待ち合わせ場所までなど)を実費負担するのか、食費、イベント参加費はどうするのかなど、具体的な内容やご希望によって変わってきます。ボランティアを募集する側が全額を負担する規定はなく、相談して決めていきます。
募集をすれば、
ボランティアは見つかりますか?
コーディネーターが活動内容を確認してからボランティアを募集します。そのため、時期や場所、活動内容などの条件によって希望者が見つからない場合もあります。
「好きだから、大切にしたいものがある。」「守りたいものがあるから、ともにがんばれる。」「一人には大きすぎる問題でも、仲間がいれば解決できるかもしれない。」
「ボランティア」の多くは、こんなことを感じながら活動をしています。ボランティアをしようという方は、困っている人や団体の思いに共感して活動をしようとします。
一方で、誰かに助けてほしいと思っている人の困りごとの内容は、それぞれ違います。ボランティア活動は、どちらか片方の一方的な思い込みで始めるものではありません。相手を自分より劣っているものとして、憐れんでおこなうものでもありません。それは、あなたと誰かとの共感をもとに始まります。そしてそんな出会いが、お互いにとってかけがえのないものになるかもしれません。
「大切な問題を解決していくために出会ったかけがえのない仲間」そんな気持ちで一緒にがんばりたいですね。
(大阪ボランティア協会 ボランティア募集Q&Aより)
平野区ボランティア・市民活動センターでは、エコキャップの回収をおこなっています。
みなさんからご協力いただいたエコキャップは、大阪市立中央授産場やイーコトキャップにお渡ししています。
粉砕されたエコキャップは、業者へ売却され、その収益は、世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)へ寄付されています。
エコキャップを集めて、JCVを通じて世界の子どもたちへワクチンを届ける活動に協力しませんか?